みなさんこんにちは!
最近、テレビやネットなどで「Web3」という言葉を見たり耳にしたりする機会が増えましたね。
Web3とは簡単に言うと、暗号通貨などに利用されている「ブロックチェーン」と呼ばれる特定のデータ管理技術を活用することで、個人間でデータやコンテンツの管理や提供が可能になる新しいインターネットの仕組みのことです。
特定の機関などを通さずに直接データの受信などが行えるため、「分散型インターネット」とも呼ばれています。
Web3領域には、先述の暗号通貨の他にNFT(Non-Fungible Token=非代替性トークン)やメタバースなどが当てはまります。
また、Web3に関連する企業や仕事は日々増えており、若者をはじめ、Web3企業での就職を希望する人は数多くいます。
一方で、Web3には興味はありつつも、
- そもそもWeb3には一体どんな仕事があるの?
- Web3の採用って、どうやって行われているの?
というような疑問を持っている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
そのような疑問にお答えすべく、本日からWeb3業界における職種やWeb3業界での就職希望者の採用方法についてを複数回に渡ってお届けしたいと思います。
それでははじめに、Web3業界に存在する職種についてご紹介したいと思います。
Web3の職種
Web3業界の職種は、主にテック領域とノンテック領域に分けられると考えています。
テック領域においては、Web3サービスを提供するために必要なシステムの構築やHPの制作、あるいはNFTやメタバースの設計・デザインなど、いわゆるエンジニアを採用の対象とした業務が該当します。
一方ノンテック領域においては、Web3サービスを利用する顧客を獲得するための営業やマーケティングのほか、顧客の希望するWeb3事業の構想を形にするBizDev(事業開発)が該当します。
今回は、ノンテック領域における「BizDev」という職種について詳しくご紹介したいと思います。
BizDevとは?
BizDevとは英語のBusiness Developmentの略です。
先にも少し説明しましたが、Business Developmentは、和訳すると「事業開発」と言う意味であり、職種名にも職業の分野・領域のどちらの意味にも該当します。
BizDevは、一般的に新規プロジェクトや事業の立ち上げ、推進などに関連する事項であればすべてが含まれると考えています。
かくいうこの記事を執筆している私自身も、現在D株式会社でWeb3サービスのBizDevの肩書きで活動しています。
それでは次に、Web3業界におけるBizDevの事例を見ていきましょう。
Web3のBizDev事例
①NFTプロジェクトの立ち上げ(学生アーティスト作品のNFT化)
学生アーティストとコラボレーションし、あえて1つのコントラクトから複数作品かつ複数アーティストでNFTを発行をしていくプロジェクト。
NFTの知識がない学生アーティストの参入障壁を取り除き、彼らを支援することを目的にプロジェクトがスタート。
様々な学生が1つのテーマに沿って作成した作品をNFT化したほか、実際に制作された作品は名古屋駅構内のギャラリーにて展示中。
②メタバースプロジェクトの立ち上げ
メタバース空間で商品の販売や展示を希望する顧客に対してメタバースの構築・保守を実施。
顧客からメタバースの用途や活用方法などを細かくヒアリングし、希望内容に沿ったメタバース空間やアバターの制作を行う。
希望があれば、メタバース空間で商品と同時に販売・展示を行うNFTの制作も対応する。
③コンサルティング
Web3にこれまで携わったことがない企業に対し、Web3事業が円滑に進められるよう知見やノウハウを提供。
直接NFTやメタバースの制作は行わないが、既に顧客にて制作、あるいは制作予定のものにおける設計や運用方法・営業やマーケティングなどに対してアドバイザリーを行う。
一般的に1ヶ月に一定の回数の打ち合わせを設定して行うが、希望があればオプションで打ち合わせの追加、コミュニティの管理などを請け負う場合もある。
いかがでしたか?
BizDevと一言で言ってもその業務は多岐に渡ることがお分かりいただけたのではないでしょうか?
Web3の職種となると、一般的にはテック領域の仕事の方が需要があると思われがちですが、実はそうではなくノンテック領域でも大いに需要があり活躍できるチャンスがあります。
それでは次回は、今後市場規模の拡大が予測されている「BPO」のWeb3領域での活用についてご紹介したいと思います。
次回もお楽しみに!
D株式会社はWeb3 BizDev&BPO特化のギルド型組織です。
Web3のノンテック領域に注目し、国内外問わずWeb3プロジェクトの事業化支援の上流から現場までをワンストップに支援しております。
Web3事業の案件及び人材も募集中ですので、ご興味のある方は以下リンクよりお気軽にお問い合わせください。
この記事のライター
松永 恭輝(TERU)
2022年10月にD株式会社に参加し、ライターのほか営業やマーケティング、翻訳業務などを担当。
好きなもの:お酒&お酒の席、サウナ、チキン南蛮、ゴルフ(コース未経験、絶賛打ちっ放し中)
座右の銘:Better than yesterday