今回からは、国内におけるWeb3のユニークなイベントをご紹介したいと思います。
Web3とひとことで言ってもNFTやメタバース、ブロックチェーンとその種類は多いため、イベントもたくさんあり、種類も様々です。
その中でも特に話題性が高く注目されているNFTとメタバースに特化したイベントをご紹介いたします。
前編の今回は、NFTに焦点を当てたイベントについてご紹介したいと思います。
それではさっそく見ていきましょう。
①展示会
NFTに特化したイベントは様々あり、代表的なものに展示会があります。
ただ、展示会といっても様々ですので、今回はその中でも特にユニークなイベントをいくつかご紹介したいと思います。
AR×NFT展示会
今年の2月に渋谷ヒカリエで開催された展示会で、2月2日から15日まで約2週間開催された。
同展示会にはNinja DAO系プロジェクトのほか、NEO Tokyo PunkやEdoverseなどの著名な作品が展示されたほか、期間によって異なる作品の展示が行われた。
また展示期間中には様々な企画や特典も用意され、実際に展示会に展示されている作品をそのままマーケットプレイスで購入が可能なほか、展示会開催を記念したオリジナルパーカーが当たるキャンペーンなども開催された。同イベントを主催した「sine」はマルチバース対応の3DアバターをNFTに紐づけて制作していくプロジェクトであり、第1弾のコラボでは、渋谷にある人気クラブCamelotのメタバースver.「META CAMEOT」のブランドアバターを制作・販売を行なった。
SHIBUYA NFT ART JUNCTION 2023
今年の3月25日と26日の2日間、SHIBUYA CASTで開催された展示会で、地域や民間企業が連携し、ファッション、アート、音楽、フード、カルチャーなど、様々なカテゴリーのイベントが一堂に集結する「TOKYO CREATIVE SALON 2023」内で開催された。
同イベントは世界でも注目されているNFTアート・ファッションに注力しており、作品が世に出る場を提供し、アーティストの支援、アート界の活性化を目的としている。同イベントでは、東京オリンピックの閉会式にてソロパフォーマンスを披露した、表現者のアオイヤマダ氏と、スーツケース一つで世界60カ国以上を旅しているビジュアルアーティスト、夢無子氏のコラボによるNFTアートと融合したスペシャルパフォーマンスが行われたほか、アート×ファッションをテーマにしたNFTアート作品等も展示・販売された
INTERNATIONAL SHIBUYA TOKYO NFT FESTIVAL零
同イベントは、SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA 2022 (SIW 2022) の一環として昨年11月に開催された。
NFTプロジェクトである「¥u-Gi-¥n/遊戯苑」を手がける株式会社UNITY ZEROが、世界のNFTプロジェクトに浸透している東京カルチャーを逆輸入するべくフェスティバルの開催を目指して実施した。
同イベントはメイン会場の渋谷PARCOをはじめ、渋谷ストリームや渋谷ヒカリエなど渋谷駅周辺の複数の施設において、渋谷区を巻き込む形で開催された。
会場にはアニメや漫画の影響を色濃く感じさせるようなNFTが多く展示されたほか、会場でスマートフォンをかざしてNFTを入手する体験も提供された。
同イベントの詳しい記事はこちら。
スマホをかざしてNFTがもらえる?「INTERNATIONAL SHIBUYA TOKYO NFT FESTIVAL零」
②交流会
次にご紹介するのは交流会です。
交流会といっても、お酒を飲みながらカジュアルにコミュニケーションを取るものもあれば、セミナーとセットになっており、少々フォーマルなものもあります。
今回は、そんな交流会の中でも代表的なものをいくつかご紹介いたします。
NFT交流会
NFTについて詳しくなりたい初心者から、すでに活躍しているNFTクリエイター、NFT事業家などのNFT上級者まで幅広く参加できる交流会である。
これまでに累計100名以上の参加者が参加しており、お酒や軽食をつまみながらざっくばらんにNFTについて会話をする交流会だが、クリエイターの場合、希望すれば自らの作品をディスプレイに展示したりすることも可能である。
同イベントは月に1回程度の割合で開催されている。
NFT PARTY TOKYO
昨年10月に開催され、日本一盛り上がるNFTイベントとして、日本国内で最前線をゆくNFT/Web 3.0プロジェクト、アーティスト・クリエイターが一挙に集結した。
同イベントにはおにぎりまんやKawaiiGirlNFT、日本NFT美術館など、著名なアーティストやプロジェクトが多数参加しており、各プロジェクト・アーティストのノベルティグッズがそれぞれ100個限定でノベルティグッズが配布された。
また、著名アーティストのNFTオークションや物販販売も実施された。
CryptoBarP2P ポップアップストア博多
銀座にある会員制の暗号通貨決済専用のバー「CryptoBarP2P」が、昨年10月12日〜23日に期間限定で博多にポップアップストアをオープンした。
ポップアップ期間中はバーの営業に加え、初心者向けにウォレット作成のためのワークショップや、クリエイター向けのNFT作成ワークショップなども開催された。
⑥カンファレンス
最後にご紹介するのは、NFTのカンファレンスです。
1番目にご紹介した展示会と少々類似していますが、この章でご紹介するのは特設ホール等において開催される大規模なイベントになります。
それでは事例を見ていきましょう。
NFTゾーン
毎年春と秋に開催されているNexTech Week内のエキスポのひとつである「ブロックチェーンEXPO」において開催されており、日本で唯一、NFTに特化した商談展である。
同イベントは、アートやゲーム、スポーツ、メタバースなど幅広いジャンルにて活用可能なNFT技術が展示されている。
また、イベント期間中にはNFTやWeb3に関するセミナーも開催予定であり、NFTの最新動向を学ぶことも可能である。
次回は、2023年5月10日〜12日の3日間において開催予定である。
Non Fungible Tokyo
国内最大級のNFTカンファレンスで、2018年に日本初のNFTカンファレンスとしてスタートして以来、今年で通算6回目の開催となる。
同イベントでは様々なNFTプロジェクトや作品等がブースにて展示されるほか、NFTにおける数多くの著名人を招いた講演会も開催されており、過去にはbitFlyerのディレクターである金光碧氏やFiNANCiEのCMOである田中隆一氏なども登壇した。
次回は、2023年6月22日に開催される予定である。
WebX
国内最大手の仮想通貨・ブロックチェーンメディアである「CoinPost」が主催するアジア最大級の国際的なWeb3のエキスポであり、今年の7月25日と26日の2日間で開催される予定である。
同イベントは、世界各国からWeb2・Web3の有望プロジェクトや企業、起業家、投資家、開発者等を集めたアジア最大級のWeb3カンファレンスであり、NFTをはじめ、暗号通貨やメタバースなど多くのWeb3プロジェクトが展示される。
また、海外からWeb3分野のトッププロジェクトや創業者らを招いた講演会やネットワーキングセッション、GameFiイベントも開催される予定である。
いかがでしたか?
今回はNFTに焦点を当てたイベントをご紹介しましたが、今回ご紹介した事例はごく一部です。
NFTのイベントは規模も小さいものも含めたら毎週のように開催されていますので、ご興味がある方は是非ご参加いただけたらと思います。
さて次回は、メタバースにおけるユニークなイベントについてご紹介したいと思います。
次回もお楽しみに!
D株式会社はWeb3 BizDev&BPO特化のギルド型組織です。
Web3のノンテック領域に注目し、国内外問わずWeb3プロジェクトの事業化支援の上流から現場までをワンストップに支援しております。
また、月額10万円からNFTのコミュニティの立ち上げ・運営代行サービスを提供しているほか、Web3事業者に焦点を絞った飲み会である「大衆酒場Web3」も不定期にて開催しております。
Web3事業の案件及び人材も募集中ですので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
この記事のライター
松永 恭輝(TERU)
2022年10月にD株式会社に参加し、ライターのほか営業やマーケティング、翻訳業務などを担当。
好きなもの:お酒&お酒の席、サウナ、チキン南蛮、ゴルフ(コース未経験、絶賛打ちっ放し中)
座右の銘:Better than yesterday
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